寒露:かんろ(二十四節気 第17番)

かんろ(寒露)

『寒露:かんろ(二十四節気:17番/太陽黄経195°)』

 

10月8日から。寒露 、晩夏から初秋にかけて、野草に宿る冷たい露のこと 。秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まり。晴れた日が多くなる一方、夏とは明らかに違う冷たい空気が肌寒く感じることも増えてくる時期です。この頃に衣替えする方も多いとか。 
例年9月中旬〜10月上旬には名月十五夜が。およそ一ヶ月後に十三夜があります。十五夜は中国から伝来したものですが、十三夜は日本独自 風習 、十五夜にはお団子を十三夜には栗や豆類をお供えするそうです。

◯七十二候
・初候:鴻雁来(こうがんきたる:雁が北国から戻ってくるころ)
・次候:菊花開(きくのはなひらく:菊の花がさくころ)
・末候:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり:虫たちが戸口で鳴くころ)

◯旬の味覚
穀物、きのこ、銀杏、さつまいも、アケビ、梨、シシャモ

◯季節のたのしみ
旬のシンプルおやつには、さつまいもの茶巾しぼりがおすすめ。さつまいもを蒸かしつぶし、レーズンと豆乳を混ぜ、最後に布巾やラップで茶巾包みするだけの簡単おやつ 。
お好みの栗やかぼちゃを加えたり、シナモンをまぜたり、ココナッツオイルやバターを入れてもおいしいです。親子でワイワイ作ってみてくださいね。


大滝眞己子さんのお月見レシピ

風がからりと乾いて、頬をなでる風も心地よくなってくる頃、空は一層高く美しく様々な表情を見せるようになります。旧暦8月は一年の中でも最も空気が澄んで空が明るく美しいため、この8月の15日を十五夜と読び、平安時代以降、月見の宴が催されるようになったのだそうです。

 

今日は十五夜、そして中秋の名月。

長年、大滝正明さんと共に歩まれ、互いにインスピレーションを与え磨き合いながら、食と植物を中心に様々な暮らしの提案をされ、この春に天に旅立たれた故大滝眞己子さんの作品から、お月見のレシピをご紹介させていただきます。

こちらのレシピは、新聞で春夏秋冬+お正月の年間5回、2に年に渡って掲載されたもの。

 

今夜は一息スローナイト。

ススキとお団子を飾り、お月様をゆったり眺めませんか?

 

[お団子の作りかた]

材料:上新粉

 

(瓦貌盈未茲蠑なめのぬるま湯を注ぎ、耳たぶより固めにまとめてよくこねる。

15分くらい強火で虫、暑いうちにすりこぎでよくつく。よくつかないとおいしいお団子にならない。

3蠅蕕になったら、直径2センチくらいに丸め、形を整える。平丸、丸のまま、人差し指と中指で形をかえても変化が出る。

い泙森イ澆廼盪鎧味噌やきなこ、小倉あんをつけるか、醤油をつけながら炭火で焼くのもいい。


葡萄染め



ぶどうを食べるたび、気になっていた。この皮で布を染めたらどんな色になるんだろうって。大好きな方から送っていただく葡萄があまりに美味しく、その記憶を留めておきたかったこともあって、長年の思いをカタチにしてみることに。

煮出していると甘くていい香りが漂う。思い立ち染めなので、今回は一房と量も少なく、小さな取っ手付きのボウルで。10分ほど煮出すと想像以上に濃い色の液が出来た。


 

さっそく晒しと、色の落ちた巾着を探して来て、ごくごくシンプルな絞りをして、ボウルの中へ。
真っ白な生地にパッと鮮やかな紫色が広がっていく。5分ほど煮てミョウバン液にしばらく浸け、水洗いをすると綺麗な青の染めになった。

夕暮れの空のような優しい青。想像以上に素敵な色が出て、夜中に一人でうっとり。もう少しいろいろな絞りを習得してしていろいろ染めてみたいなあ。


秋分:しゅうぶん(二十四節気 第16番)

秋分(しゅうぶん)

『秋分:しゅうぶん(二十四節気:十六番/太陽黄経百八十°)』

 

九月二十三日頃から。春分を起点に太陽をちょうど半周まわった折り返し地点。春分同様、太陽は真東からのぼって真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。秋分点付近では朝日夕日がとても美しく力強さを感じます。秋分はお彼岸のお中日。「暑さ寒さも彼岸過ぎまで」という表現があるように、例年この頃からぐっと秋らしさが増していきます。またお彼岸と言えば「おはぎ」。萩の花を由来としているそうです。

 

◯七十二候

・初候:雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ:夏に鳴り響いていた雷が収まってくるころ)

・次候:蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ:虫たちが冬ごもりの支度を始めるころ)

・末候:水始涸(みずはじめてかる:田んぼの水を抜いて、稲刈りの準備をはじめるころ)

 

◯旬の味覚

まつたけ、葉とうがらし、里芋、ザクロ、さんま、さばなど

 

◯季節の楽しみ

おいしいものがたくさんの実りの季節。日本は世界中でも生物の多様性が特に多い国なのだとか。四季折々豊かな自然に恵まれた国で、私たちは生き生かされているのですね。七輪に炭を起こし、旬の里芋、おむすびなどをゆっくりじっくり焼き味わうのもおすすめです。


ホーリーバジルの種


一年の中でも大好きな時間の一つ、それはホーリーバジルの種とりの時期。

薄紫色の花が落ちたあと、その中に出来る小さな黒い種。穂をもんで種を出す。指でつまんだ瞬間に辺りにはふわーっといい香りが漂います。


部屋に入って来た子どもたちもいい香り〜とうっとり顔。


家の一角に作ったホーリーバジルの畑。あまりにタワワに咲いているので幾らかポプリやオイルにしてみようと畑に行ってみると、見たことのない青い虫が頻りに花の蜜を吸っている。


一見するとミツバチ。でも綺麗な青い色をしている。写真を撮ろうと家にカメラを取りに入っている間に飛んで行ってしまったけれど、調べてみると青いミツバチがいるらしく、なかなか出会えないとか。


近隣の方に訊いても青い蜂は見たことがないという。今となっては目の錯覚のようだけれど、確かに青いミツバチに出会ったこの夏、この畑。あの美しいハチの姿を思い浮かべながら種とりをしています。



ちなみに今年もたくさん取れそうなので、タネが欲しい方よかったらご相談ください。



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